導入実績
面接の限界を突破。1〜2日の実務を通してプロを見極め、ミスマッチゼロの少数精鋭組織へ

ファクタリング事業を軸に急成長を続けるペイトナー株式会社。従業員数20名弱という少数精鋭体制の中で、どのようにプロフェッショナル人材を確保し、事業を前進させてきたのでしょうか。今回は共同創業者COOの野呂祐介様に、非エンジニアのハイレイヤー人材を中心とした採用戦略と、フリーランスマッチングサービス『HighClass(ハイクラス)』活用の実態についてお話を伺いました。
自己紹介・会社紹介
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ペイトナー株式会社
野呂 祐介様
共同創業者/COO
新卒で株式会社NTTドコモに入社し、IoT領域を中心とした新規事業に従事。約5年間の経験を経て、2019年にペイトナーへ参画し、共同創業者として事業立ち上げを牽引。現在はCOOとして経営全般を統括している。
個人のミッションは「事業者のお金の悩みをゼロにする」。企業価値・顧客価値・従業員価値の最大化に責任を持ち、組織設計から新規事業推進まで幅広く担う。
<導入前の課題>
- 面接だけでは候補者の実力を見極めきれず、正社員採用でミスマッチが発生していた
- 事業の要となる非エンジニアのプロフェッショナル人材が慢性的に不足していた
- 妥協した採用を行えば、プロフェッショナルだけで組織をつくるという理想が崩れる懸念があった
<導入の決め手>
- 数日間で候補者の実力を測れる業務委託という手法が自社に合致していた
- ハイレイヤー人材をスピーディーに紹介できる対応力があった
- 曖昧な要件でも意図を汲み取り、精度の高いマッチングを実現してくれた
<導入後の効果>
- 実務ベースで評価できる体制が整い、ミスマッチを最小化できた
- 必要な領域において適切な人材を即時アサインし、採用を待たずに事業を前進させられた
- 妥協せずプロフェッショナル基準を維持した組織づくりを実現できた
プロフェッショナル基準を貫く組織と、採用のジレンマ
御社の現在の事業状況と、野呂様の役割について教えていただけますか。

野呂様私は現在COOとして、企業価値・顧客価値・従業員価値を最大化することに、最も大きな責任を担っています。主力であった請求書サービスを一部事業譲渡しまして、現在は投資対象としての魅力が大きい、ファクタリング事業にリソースを集中させているところです。
会社としてさらに企業価値を高めるために何をすべきかを特定し、個別のプロジェクトチームを組んで動かすような、「組織の何でも屋」のような役割を担っています。
少数精鋭で事業を推進される中で、組織づくりや採用活動においてはどのような課題を感じていらっしゃいましたか?
野呂様端的に言えば、「常に人が不足している状態」であることが最大の課題でした。創業当時はスタートアップとして急成長期を迎えていた一方で、組織づくりにおいては大きな壁に直面していたんです。事業が伸びるスピードに対して人材の確保が追いつかず、慢性的なリソース不足に陥っていました。
さらに問題を紐解いていくと、私たちが強く感じていたのは、言われたことをただこなすだけの作業者ではなく、自立して動けるプロフェッショナルが圧倒的に足りないという結論に至りました。
なぜ、そこまでプロフェッショナルな人材にこだわるようになったのでしょうか。
野呂様根本にあるのは、前職であるNTTドコモ時代の原体験と、「本当に価値のある仕事ができる人間になりたい」という想いです。
学生時代は、仕組みを考えて効率的に収益を上げることに面白さを感じていました。どうすれば少ない労力で高い金銭的リターンを出せるかを常に考えていました。
ただ、社会に出て大企業で働く中で、自分が本当に求めているのは金銭的な収益だけではないと気づいたんです。「人生の時間をどれだけ濃く使えるか」「世の中に自分が何を残せるか」という問いのほうが、自分には重要だったんです。
その価値観を決定づけたのが、IoT部署でのプロジェクト経験でした。IoTセンサーを活用したシステム自動化の取り組みに1年ほど携わりましたが、最終的にリリースには至りませんでした。あのときの「何も残らなかった」という感覚は、プロジェクトの失敗以上に、自分の時間の使い方について考えさせられました。
そこから、「人生の密度を上げたい」「意味のあるものを作れる組織に身を置きたい」と強く思うようになりました。ちょうどその頃、NTTドコモ時代の先輩である、代表の阪井から声をかけてもらい、「事業者のお金の悩みをゼロにする」というテーマに共感して、ペイトナーにジョインしました。
この思想は、今の組織づくりにも直結しています。誰かを管理するための仕事が増えると、本当に優秀な人材ほど窮屈さを感じてしまう。だからこそ、指示を待つのではなく、自ら考え、自走できるプロフェッショナルだけで組織を構成したい。それが、私の目指す理想の組織のあり方です。
要件の意図を汲み取り、ハイレイヤー人材を即座に紹介する対応力に大きな価値を感じた
数ある人材サービスの中から『HighClass』を知ったきっかけや、最終的に導入を決断された背景についてお聞かせください。

野呂様きっかけは、本当に偶然でして。担当の古館さんからFacebookのDMをいただいたことです。普段はほとんど返信しないのですが、そのときは気が向き、話を聞くことにしました。
当時は正社員採用を中心に進めていましたが、「面接だけでは実力を測りきれない」というジレンマを強く感じていました。具体的には、書類や数時間の面接での印象と、実際に業務に入ったときのパフォーマンスが一致しないケースが非常に多かったんです。
私たちが求めているのは、目の前の問いに真剣に向き合い、自ら考えて動けるプロフェッショナルです。しかし、その資質は面接だけではどうしても見抜ききれません。一方で、1〜2日と実際に業務を共にすれば、その方が本当にプロフェッショナルかどうかは判断できます。だからこそ、業務委託というアプローチに強く惹かれました。
実務を通じて相性や振る舞いを見極め、そのうえで継続するかどうかを決められるやり方であれば、合理的だと感じたんです。
数ある人材サービスの中で『HighClass』を継続的に活用されている理由と、具体的な活用方法について教えてください。
野呂様正直にお伝えすると、サービスそのものというよりも、担当者との接点、いわばインターフェースに大きな魅力を感じています。私にとっての『HighClass』とは、担当の古館さんそのものだと言えるかもしれません。
古館さんはとにかくレスポンスが早く、こちらの希望がまだ曖昧な段階でも、きちんと要件を整理してくれます。こちらが改めてオリエンテーションの場を設けなくても、メッセージベースでスムーズに業務を進められますし、このスピード感は、今の私たちにとって非常に重要です。
また、「今いる人材をどこに押し込むか」という発想ではなく、こちらの課題に対してどう人材をマッチさせるかを一緒に考えてくれます。その姿勢が信頼につながり、結果として継続利用につながっています。
活用領域としては、ビジネスサイドが中心ですね。特にマーケティング領域が多く、デザイナーや経理などのバックオフィスでも相談しています。特定のポジションに限定せず、「必要な人材が出たらまず相談する」という使い方ができています。
特に価値を感じているのは、非エンジニア領域のハイレイヤー人材にアクセスできる点です。事業を前に進められるレベルの方と出会えることに、大きな価値を感じています。
導入後、組織や事業にはどのような変化がありましたか。また、正社員化の事例についても教えてください。
野呂様一番大きいのは、「プロフェッショナルだけで組織をつくる」という理想を曲げずに、事業拡大を進められていることです。
人が足りないからといって基準を下げてしまうと、必ずどこかで歪みが出ます。でも、外部のハイレイヤー人材にアクセスできる状態を保てたことで、妥協せずに前に進むことができています。
もう一つは、経営に向き合う時間が生まれたことです。これまでは「人がいないから自分たちがやる」という状態が続いていましたが、プロフェッショナルに任せられることで、経営陣が戦略や新規事業といった、経営に向き合う時間を使えるようになりました。
採用完了を待つのではなく、必要なプロジェクトをすぐに立ち上げられる。これは、私たちにとって大きな変化でした。
正社員化については、あくまで結果であって目的ではありません。「候補者と当社の意向が一致した場合に選択する」というスタンスです。
実際に正社員と雇用主という関係にシフトしたケースもありますが、その後ご家庭の事情で海外に移住され、現在は再度業務委託として関係を継続しています。形式にこだわるのではなく、その人がプロフェッショナルとして価値を発揮できる状態を最優先にしていますね。
要件が固まりきらない成長フェーズこそ、ハイレイヤー人材の活用が力を発揮する
どのような企業に『HighClass』は向いているとお考えですか。

野呂様必要な人材要件がまだ固まりきっていない企業ですね。
スタートアップや第二創業フェーズでは、「どんな人が必要か」よりも、「そもそも何をやるべきか」が揺れ動いているケースが少なくありません。あるべきチーム像の不確実性が高い状態で、最初から正社員前提で進めるのは、慎重に考えなければならないと思うのです。
私たち自身も経験しましたが、事業が伸びる過程では、問いそのものがアップデートされ続けます。そのたびに人材要件も変わります。だからこそ、まずはスポットでフリーランスのプロフェッショナルに入ってもらい、実務を通して問いを整理してもらうほうが合理的です。
実際に一緒にプロジェクトを動かしてみると、その人の考え方や仕事への向き合い方が、より具体的に見えてきます。
要件が固まりきらないフェーズの企業には、非常にフィットするサービスだと思います。
最後に、今後の事業と組織の展望について教えてください。
野呂様「事業者のお金の悩みをゼロにする」というテーマは、これからも変わりません。そこに対して、より大きなインパクトを創出していきたいと考えています。
ただ、成長スピードだけを追いかけるつもりはありません。事業が拡大すればするほど、組織の文化は希薄になりやすいものです。だからこそ、私たちは「プロとして仕事をするほうが美しい」という価値観を守れるスピードで拡張したいと思います。
今後も正社員という雇用形態に固執するつもりはありません。ハイレイヤー人材を含め、最適な形でハイヤリングしていきます。正社員としての採用完了を待つのではなく、まずは事業を前進させる。その後に、よりフィットする採用の形を選べばいいと思っています。
「形式ではなく、価値創出を基準に人と組織を設計する」というスタンスを、これからも磨き続けていきたいですね。



